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コンピュータへの指示は1つ1つ丁寧に
プログラミングはコンピュータを動かすための指示書のようなものというのは前回お話しました。
では、どんな風に指示を与えなければいけないのでしょうか?
まずは私達の行動を例に考えていきましょう。
例えば、「洗濯機回しておいて」と頼まれたとします。
大人であれば何の問題もなく、洗濯物を洗濯機に入れてボタンを押して洗濯機を回せることでしょう。
しかし、これを小さい子供にやってもらおうと思うと細かく指示をしてあげなければいけません。
①最初に洗濯物を洗濯機に入れてね。
②洗剤をキャップ1杯分洗濯機に入れてね。
③洗濯機のふたを閉めてね
④スタートのボタンを押してね
といったように1つ1つの行動を具体的に指示してあげる必要があります。
コンピュータへの指示も小さい子供と同じように、1つ1つ順序立てて具体的に指示をしてあげないといけません。
行動(動作)を1つ1つ分解して考える
では、1つ1つ具体的に指示を出すためにはどんなことが必要でしょうか?
それは、行動(動作)を細かく分解することです。
先ほどの「洗濯機を回す」といった行動も4つの動作に分解することができました。(※もっと細かくすることも可能ではありますが)コンピュータに指示を出すためには、コンピュータがわかる(できる)レベルまで行動を分解して考えることがとても重要になってきます。
これが1つ1つ順序立てて考えるということです。
どれだけ行動(動作)を分解して、具体的に考えられるかが論理的思考やプログラミング脳を向上させる大事な要素となってきます。
親子で一緒にゲーム感覚で楽しんで鍛えよう!
順序立てて考える力を鍛えるために、まずは簡単な例題で考えていきましょう!
まずは下の画像をご覧ください。
スタートからゴールを目指して指示を出していきましょう!
どの指示をどういう順序で出せばいいかを考えていきましょう。
とてもシンプルなので簡単ですね!
答えはこうなります
②前に1歩進む
③右を向く
④前に1歩進む
⑤前に1歩進む
これはさすがに簡単すぎましたね。
でも、どんなに難しいプログラミングもこういった単純な行動を順序立てて指示しているにすぎません。
つまり、こういった簡単な基礎から徐々に学んでいくことで、順序立てて考える力を鍛えていくことができます。
今後は親子で楽しく学べる例題集なども作っていく予定ですので、楽しんで学んでみてください!
本日のおさらい
次回は「プログラムは正解が1つだけではない」というお話をしていきます。